対戦型競技タイピングから考えるタイピング競技の特徴

REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP 2018も大盛況のうちに終わった。

一年に一回の大会ということで、大いに盛り上がった今年。グランドファイナルはmuller選手とmiri選手の一騎打ち。これは昨年と同じ組み合わせであった。miri選手は今大会においては、圧倒的に不利な立場にあったものの、最終的には2連覇を成し遂げた。

対戦型競技タイピングの大会

今までタイピングの競技大会といえば、課題文章の入力が中心であった。これは毎日パソコン入力コンクールに代表されるように、5分間ないしは10分間のうちに、課題文章をどれだけ早くかつ正確に入力することが出来るかというものを競う形である。

しかしながら、RTCの場合は違う。オフライン大会として行われるRTCの場合、Weather Typingというタイピングソフトを使った、完全な対戦型のタイピング競技になっている。つまり、お互いが面とぶつかり合う競技ということだ。私自身、対戦型の公式大会というのは聞いたことが無い。おそらく初めてなのではないか。それかゾンビ打を考慮するとすれば、大きい大会だと2つ目ということになるのか。

タイパーにも得意分野がある

実は自分はRTCに代表されるような、短文の対戦型競技は苦手。というよりも、自分のタイピングのスピードは今回の大会に出場した選手並みの速さは持ち合わせてはいないのである。

自分の場合は毎パソのような長文の入力が得意分野である。いわゆる実務競技が自分の得意分野だ。ちなみに高校時代はワープロ部に所属していたため、競技の時間は10分間ということになる。

e-typingの最高記録は608ptくらいであり、平均の速度も500台くらいだから、そこまでものすごく速いというわけではない。あくまで今回の大会に出場した選手に比べればの話だが。

もちろん、e-typingやWeather Typingのように短文を得意とする人も多い。歌謡タイピングで力をつけてきた人たちもいる。miri選手は歌謡タイピングで力をつけてきたタイプだ。自分は歌謡タイピングは一切やっていない。

学生は大会出場の機会に恵まれているが

ちなみに学生は各種大会への出場の機会に恵まれている。

  • REALFORCE TYPING CHAMPIONSHIP(予選あり)
  • 日本情報処理検定協会主催の競技大会(検定取得の条件あり)
  • 全国商業高等学校協会主催の競技大会(会員校のみ)
  • 毎日パソコン入力コンクール(各部門の上位5名が決勝進出)
  • インテルステノ主催の競技大会(足切りルールあり)

このうち、日検や全商、毎パソについては学生を卒業してしまうと本選に出られない。つまり、社会人になると競技大会へ出場できる機会というのは減ってしまうのだ。

ゲーム競技と実務競技

RTCはどちらかというと、ゲーム競技側なのではないかと自分では捉えている。まあ、人によっては捉え方が違うかもしれないが。反対に毎パソが実務競技的な要素を持っているように見える。

自分は長い間、実務競技の選手としてタイピングに接してきた。10分の計測を1日に9本ほどこなしていくから、自然と集中力がつく。そして、それは誰にも邪魔をされないわけなので、自分のペースを保ったままでタイピングをすることが出来る。毎パソなんかが良い例だ。

ただし、対戦型になってくると、お互いがぶつかり合うため戦略が大きな要素を占めてくる。RTCの場合も正確性のルールがある。ただ速く打てばいいというわけではない。正確性95%を保っていかなくてはならないのだ。だが、このお互いがぶつかり合う要素は実務競技のソレとは大きく違う。

まとめ:競技の種類が増えればいい

ともあれ、日本においては、まだまだ競技タイピングはマイナー競技なのであり、大会の数も他の競技に比べれば圧倒的に少ない。

ただ、タイピングの凄いところは、それがすぐに仕事に活かせるということだ。タイピングが出来れば仕事も効率よくこなすことができる。競技大会への参加を通して、タイピング技術を伸ばしていくということは人生においても大事なことなのだ。

ただし、それを行うにしても競技大会の数が圧倒的に少ない。毎パソであったとしても、年に3回だ。まだまだ足りない。公式大会が増えることを今は願うしかない。